年輪を読む 2
生長錐で得られた試料から知ることのできるのは、過去10~20年ぐらいの年輪幅です。
このくらいの長さは、大気汚染調査に適しています。
大気汚染の影響が大きい場合は、年輪の幅が汚染のはじまった年から急に狭くなっています。
よりすすんだ年輪解析の一方法として、年輪をつくっている材の比重の違いを、X線の通りやすさによって、フィルム上に濃淡として記録させ、それを機械によって読み取るという方法も開発されています。
一般的にいって、草木植物やシダ類は、樹木に比べて大気汚染に弱く、目に見える煙ばんができやすいです。
そのため、大気汚染の指標として使いやすいのです。
農作物の被害による汚染地図野生の草本植物は、どんなに大気汚染に弱いものであっても、そのままで指標として使うことはできません。